-
「“ショートスタイルなら並木”自分ならではの武器を磨く。」
まったく異業界の短大に通っていたため、私はまわりより2年遅れで日美へ入学。みんなよりも歳を重ねている分、学校では必死に練習をしていましたね。その甲斐もあってか、卒業後は第一志望だったサロン『BRIDGE』に就職することができました。創るスタイルがおしゃれで、幅広い年齢層に支持されていること。スタッフのファッションセンスがよいことなどが決め手です。20名ほどのスタッフのうち、日美出身者も数人。この原宿近辺の有名サロンでは、日美の同期生も活躍しているので、時々、情報交換をしています。入社後は7年ほどの下積みを経て、2013年にスタイリストデビュー。自分が得意とするのは、雰囲気のあるショートカットです。特に、女性のお客様の髪をばっさりと切るのは勇気がいる。けれど、「友達によくなったねと褒められましたよ」なんて聞くと、嬉しくなりますよね。私はショートスタイルを極めることを目標にしてきたこともあり、雑誌『MEN’S non‐no』から指名されるまでに成長することができました。最近は余裕も出てきたので、プライベートでは料理、ランニング、英会話など、多くの趣味を楽しんでいますね。美容以外の見聞を広げ、人として幅を広げられるよう心がけています。
-
「お客様に育てていただき、気づけば、人気サロンの店長に。」
私は異色の経歴をもっていて、実は高校・大学と建築を学んでいました。けれど在学中にヘアメイクに魅力を感じて、大学卒業後に日美の夜間部へ入学しました。日美を卒業後は、初めに蒲田の美容室に就職しましたが、3か月で転職。サロン勤務には地の利も必要と感じたこともあり、アルバイトでなじみのあった恵比寿を次の働き先と考え、現在の会社を選びました。そして2015年6月には、ヘアサロン『hair & spa egerie prime』を、オープン時から店長として任せてもらっています。当店は、恵比寿の高級住宅街に住む、大人な女性向けのサロン。お客様は、多数のサロンを見てきているアラフォーの女性たちですので、お店を見る目はとても厳しいです。スタイリストには技術力はもちろん、こころからリラックスできる空気感をつくりだす会話力も求められます。年上の目の肥えた女性たちのご要望に応えるには、経験を積むしかありません。継続して努力する気構えが必要だと、日々痛感しています。大変な部分はありますが、人生経験豊富ないろいろなお客様に出会えることがこの仕事の素敵なところ。スタイリストとしてだけではなく、一人の女性として成長させてもらっています。
-
「決まったルールはなく、自分次第で道が拓ける世界。」
小学生の頃から美容師に憧れていたものの、大学へ進学。けれど夢をあきらめきれずに、大学卒業後に専門科の夜間部へ入学しました。日中は埼玉県のサロンで週6日バイトをしながら、夜は学校で勉強。なかなかハードな毎日ではありましたが、自分が本当にやりたいことだったから、もう楽しくてしかたがありませんでした。今働いている『bloc japon』は、大学在学中にカットモデルで声を掛けられて以来、お客として通っていたサロン。縁あって、そのまま卒業と同時に就職しました。店の設えや、時代の先端をいくエッジの利いたスタイルや独自のカルチャーに、とても魅力を感じています。bloc japonでは、ルールやマニュアルではなく、本人の意志と実力を問われる。朝晩の練習も自分次第だし、カットモデル何人というノルマもありません。この自由な風土は好きなのですが、その分、自信を持ってお客様の要望に応えられるよう自分を磨き続けることが必要になる。テクニックとスピードの両方を備えるために、日々、努力をしています。僕は入社してから2年弱でお客様を担当するようになりました。スタイリストとして、“モードやストリートファッションを日常に落としこむ”ことを意識して、スタイルを提案しています。この道を極め、この世代のトップを走りたいですね。
-
「憧れの街、ニューヨークで、ついに自分のお店をオープン。」
世界で活躍できるクリエイターになりたいとの夢を胸に、2012年に渡米しました。現在はニューヨークのヘアサロン『ANTHONY GIANNZERO HAIR SALON』に勤務しながら、週2回、別のネイルサロンでも働いています。それに加えて、いろいろな撮影現場でのクリエイティブにも携わっています。アメリカではヘア、メイク、ネイルと、それぞれ技術者が分かれているのが普通。私のように一人ですべてをやるのは珍しく、撮影現場でも驚かれます。どの仕事も私にとっては大事なので、一つには選べません。いろいろなことをやることで、全体的にスキルが磨かれている感じがありますね。美容の仕事は、お客様の満足がダイレクトに伝わってくるので、常に真剣勝負です。これといった正解はなく、毎日が新しい答えを求めての模索。これが私にはすごく刺激的で、人生を面白くしてくれるんです。特にニューヨークには、創作をする人間にとってはチャンスがたくさんあり、自分次第でさまざまな経験ができます。今は、ついに自分のお店をオープンするために、バタバタと準備中です。当面の目標は、サロンの運営を軌道に乗せること。そして将来的には、日美の生徒たちが研修に来られるような仕組みをつくりたいと思っています。
-
「人生の晴れ舞台を、より輝かせられるように。」
美容との出会いは高校3年生の時。家族旅行の際に、初めてエステを体験したことでした。私が気になっていた肌トラブルに対して、とても丁寧にアドバイスをしてくださって。「この仕事は誰かのためにも、自分自身のためにもなる」と思い、美容の道へ進むことを決意。そこで知識を深く学べる学校を探し、日美の総合美容科にたどり着きました。卒業後は、元々興味があったブライダルの会社へ。まずは2か月間におよぶ研修があり、技術をトータル的に学びました。研修を終えたあとは現場へ配属。新宿店を経て、現在は銀座店で勤務し、毎日たのしく働いています。この仕事は、挙式という晴れ舞台までに、いかに花嫁さんをきれいにできるかが勝負。しっかりとその方にあったプランニングをして、挙式日というゴールまでに狙い通りの結果を導きだす。その一連のプロセスが好きなんです。その中で特に重要となるのは、お客様のことを知るために必要なカウンセリング力。お客様の現状を知り、悩みに向き合い、最適なプランを組む。そして、ホームケアの方法もアドバイスすることで、美しさを保ち続けてもらうことができる。これが実践できているのは、学生時代にカウンセリングの重要性を教えてくれた、日美の先生方のおかげです。