Pick Up先生
「クリエイティブ」の力に
いかに磨きをかけるか
それが、5年、10年先に
大きく生きてくる
「クリエイティブ」の力に
いかに磨きをかけるか
それが、5年、10年先に
大きく生きてくる
熊木 徹先生
(副校長 兼 教務統括部長)
日美では、「技術力」「コミュニケーション力」「デザイン力」が美容に求められる大切な三本柱と考えています。そして近年、特に力を入れているのがこの三つの力を束ねて作品の創造へとつなげていく「クリエイティブ」の力です。
今は、教育でも細かにレールが敷かれ、ネットには様々な見本やマニュアル情報が溢れているので、手本通りに何かをやったり、情報を集めたりコピーして利用することは得意な人が沢山います。
でも、現実のサロンワークでは、お客様から言われたままをカタチにするだけでなく、要望をしっかり受け止めながら、プロとしての知識や技術、自分ならではの感性や美意識で創り出す「プラスアルファ」の部分が大切になります。すなわち、ゼロから何かを考え出しカタチに創り上げていく「クリエイティブ」の力です。これが、お客様の期待に応え、さらにそれを超えた満足や幸せをカタチにしていくことにつながります。お客様から評価されている美容師はその力がしっかりしています。
日美では様々なカリキュラムを通じて、この「クリエイティブ」の大切さを理解し、実践し、成長していけるための基礎を育てることに大きな力を注いでいます。
例えば、何かを見て「カワイイ」と思う。そこで「なんでカワイイんだろう?」と一歩踏み込んで考える。「かわいさ」の理由を探り、収集して蓄積する。その蓄積を材料として、自分でオリジナルな「カワイイ」カタチを創り出してみる。そんな正解のない答えを考える経験が大切です。このクリエイティブ力は見本を見て学ぶことはできないので、自ら挑戦することをどれだけ積み重ねさせていけるかが、5年、10年先に生きる力につながります。
この力を育てる原動力になるのが、美容が「好き」「楽しい」という気持ちです。好きだから練習するし、作品づくりに集中して取り組む。「好き」であることが、一流になり活躍できる力を身につけるために最も重要な要素ではないかと思います。
高度な専門性と
総合力を身につけて
大きな自信と可能性を
手に入れよう
佐藤 美加子先生
(教務部 総合美容科部長)
日美の総合美容科は、「全身の美をトータルにプロデュースできる美容家を育成する」ことを目的としています。
美しさは様々な要素に支えられていて、すべてが関連しています。その全部がわかっていて、総合的な視点からアドバイスしたり、プロデュースできる。そんな美のプロフェッショナルが求められています。
そして2022年度からは、その基本理念はそのままにメイクアップ、ネイル、エステティックの3つの専攻コースを設け、総合力を身につけながら、各自の希望進路に合わせて自分の専門をさらに深く磨くことができる体制を整えました。
この体制の大きな特色は、1年目から各コースの専門学習が始まることです。いち早く自分の目ざす専門を学び始められるので、楽しさや意欲を2年間を通じて持ち続けることができます。そして自分の専門については、基礎から応用、さらに実践的な技術まで、じっくり練習を重ね腕を磨きながら、卒業までにそれぞれの分野で最高レベルの資格取得を目指します。
一方では、自分が選んだ専門以外の各コースの基本技術やヘアアレンジ、トータルコーディネートなど、一人の人を「まるごと美しく」仕上げるために必要な総合的な技術を、共通カリキュラムとして身につけることができます。
もう一つ総合美容科の大きな特色は、総合的な学びの柱として、美容の国際資格として権威あるINFAのプログラムを採用していること。日美は首都圏で唯一のINFA認定校です。INFAプログラムの特徴は、皮膚生理学や解剖学など、体の成り立ちや美しさを支える仕組みを科学的に学べること、また、施術の中でその意味や目的をつねに説明できる力を身につけられることです。この豊かな知識と応用力は、どのような美容の現場で仕事をする上でも、強力な武器となり自信となるでしょう。
少人数制の環境の中で、美容のすべてをじっくり学び、高い専門性と総合力を同時に身につける。それは大きな可能性を手に入れることでもあるのです。