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vol.22

アレキサンドル ド パリ 追悼ショー
 
画像「アレキサンドル ド パリは、天に昇り星となり、私たちを見守っている。」
2008年2月10日、オート クワフュール フランセーズの2008年春夏コレクションショーが、ルーブルのカルーセルにて行われた。
午前のショーは、1月に亡くなったアレキサンドル ド パリの追悼ショー。その始めの言葉で、現在の美容サロン、「アレキサンドル ド パリ」のオーナー、ミッシェルデルバン氏のスピーチは、こう始まった。
「彼はフランスを代表する美容界の巨匠であり、自分の持てる全てを惜しむことなく与えてくれた私たちの良き師匠でもあった。アレキサンドル ド パリは、貴重な数々の宝を私たちに残してくれた。」と。

ショーの流れは、彼の生い立ちから、キャリアの歴史をヘアスタイルとビデオを通して紹介するもの。舞台を務めたのは、現アートディレクター ジャンリュック ミネッティ氏。彼のその立ち姿、才能、そして華やかなフランス伝統ならではのシニョン(アップスタイル)が見物であった。 衣装も何とも豪華なオートクチュール。アレキサンドル ド パリが、コレクションでヘアを勤めるなどして交流の深かった有名デザイナーのメゾンからの提供であった。
(Chanel, Yves Saint Laurent, Givenchy, Balmain, Gaultier, Muglern等)

ロゴをデザインしてくれたコクトーとの出会い、美容を通して交流の深かった貴族やトップレディー、王妃たち、彼がヘアを手がけた『マイフェア レディー』、『ティファニーで朝食を』、『クレオパトラ』、ヒッチコックの『鳥』などのハリウッド映画、又、美容師として交流の深かった女優、エリザベス テーラー、オードリー ヘップバーン、ロミー シュナイダー、ソフィア ローレン、グレタ ガルボ、グレース ケリー、オペラ界では、マリア カラスなどがビデオを通して紹介された。

アレキサンドルが語る、映画界、モード界、社交界での有名人との交流のエピソードは、まるで夢の中の出来事のように聞こえた。

ショーを通して、拍手はやむことがなく、会場にいる人々の熱い気持ち、崇拝の念が強く伝わってくるようであった。そこには美容をこよなく愛する美容師たちが集まり、歴史にその名を残す一人の美容師の死を心から悔やむ、敬虔な雰囲気が一環してあった。そして、偉大な美容師の感動に溢れるこの追悼ショーは、彼の言葉でその幕を閉じた。

「私の人生は、人の美しさの為に捧げた一生であった...」
アレキサンドル ド パリ
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(レポーター 日美パリオフィス 岡田小夜里)

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